ザンビア記

青年海外協力隊として活動中。アフリカでの体験を始め、日々感じた事などを綴っております。

シマ。

 

こちらの主食は「シマ」と言われる、メイズ(トウモロコシ)の粉をお湯で溶かした物になります。

 

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日本のトウモロコシは黄色いイメージがありますが、こちらは基本的に白いです。

他のアフリカ圏でも同様に主食とされている事が多く、「ウガリと聞けば一度は耳にした事があるかもしれません。

味のバランスとしては白米と近いところがあり、おかずの味を上手く引き出し、自分は大好きで余裕で2年間付き合っていくことが出来そうです。

 

住んでいる街ルンダジには飲食店が20~30店舗ほどありますが、百発百中でシマ屋です。

なお、ロッジ(ホテル)にはレストランが併設されており、そこではライスも食べることが出来ます。

 

基本的にシマとセットになっているものとして、

1.チキン

2.レップ(Rape,セイヨウアブラナ)

3.ソース(トマトベース)

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左がシマ、右上がソースの上にチキン、右下がセイヨウアブラナ

基本的には我がルンダジではこの3点がセットになっており、50円~400円程度で食べることが出来ます。

豚や牛は流通や保管方法が完全には確立されていないため、食べることは出来ますが味はチキンの方が良い印象です(あくまで個人的)

50キロほど離れた場所に川があるので魚も食べることが出来ますが、あまり流通しておりません。

 

調理方法としては以下のような鍋でメイズを少しずつ入れながら調節し、スプーンで掬って盛り付けるため、あのような形状になります。(以下、動画参照)

 なお、電気が安定していないため、ザンビアでは広く「炭」が利用されております。

自然が豊富なアフリカと行ったところでしょうか。街では多くの炭を見かけます。 

 

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バスからの風景。炭が人の高さほどにまとめられて、よく流通しています。


最後に食べ方になりますが、もちろん素手になります。

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提供された直後は熱いですが、すぐ固まってしまうため、その際は手でこねてソースにつけて口まで運びます。

冷めると味が落ちてしまう、こねる必要もない熱々の状態で食べるのがオススメです。

 

 

首都ルサカでは通称「裏シマ」と言われる、道一帯がシマの飲食店で埋め尽くされているシマストリートがあります。

自分も一度しか行ったことはありませんが、そこのシマは大変美味でした。

是非ザンビアにいらした際は寄ってみることをオススメします。

アフリカの朝は早い。

なんと、出勤が6:30。

どうやらアフリカの朝は早いようです。

今日は自分が勤めている学校のタイムスケジュールを紹介します。

 

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↑自分の勤めているLundazi Day Secondary School。

 

そもそもザンビア中等教育学校はGrade8~9を”ジュニア"セカンダリー、Grade10~12を”シニア"セカンダリーと分けております。

日本の小学校が7年制、中学校が2年制と分けられているようなイメージでしょうか。

各最終学年にNational Examという全国統一進級テストがあり、その結果次第で次の校種に上がれるか決まります。その話もまた追って。

 

学校の授業日程は

①7:00~7:40 ②7:40~8:20

③8:20~9:00 ④9:00~9:40

休憩20分

⑤10:00~10:40 ⑥10:40~11:20

⑦11:20~12:00 ⑧12:00~12:40

 

この中で多くの科目は2時限続きで授業を行っているので、80分授業展開をしております。(自分が受け持つ教科ICTもそうです)

 

日本との大きな違いは

1.実質授業時間が80分

2.午前中に終わる

3.各休み時間がない(しかし中休みあり)

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その中休みでは、職員室にてパンとミルクティーを食べる事が出来ます。

流石に5時台に朝食をとると、昼まで持たないのでとても有り難い。

 

G10だけは午後にやっておりますし、ザンビア中の全ての学校がもちろんこのタイムテーブルで動いているという訳ではありません。

昼休みは14時までの実質1時間20分設けられ、一回家に帰ってもOKです。

日本では給食指導があり、教員は昼休みがないと言われております。実際そうでした。

それに比べたらかなり良い意味で"ゆとり”があります。

 

その後も先生方は16時には帰宅されております。今はNational Examのため、午前中の1科目が終わってしまうと帰られる先生方もちらほら。

日本でもベテランの先生方から「一昔前の学校は~」とよく話を聞いておりましたが、そんなところと言ったところでしょうか。

常に様々な仕事に追われている日本とは違い、授業準備に専念できる、余裕を持って生徒と触れ合えるといった点は良いと感じました。

OSM(OpenStreetMap)による地域復興。

どうも、はじめまして。千葉ヒロです。

JOCV(Japan Overseas Cooperation Voluteer:青年海外協力隊)として、アフリカはザンビアに赴任しております。

職種は中等教育学校による情報科指導になります。そこらへんの話はまた追って。

 

自分の任地である東部州の「ルンダジ」は首都からバスで約10時間もの場所に位置しており、予想しておりましたが、Google mapで見てもこのような状態でした。

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道なし。家なし。

 

航空写真で見てみると、家も多く点在しており、街として十分に形成されている事が分かります。

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方向音痴のため、はじめ何がどこにあるか全く把握できず。

初めてのアフリカのため、店の形態も違う点があり、場所まで関連付けて覚えることができない。

先輩隊員の方の道案内がなければ、本当に途方もくれていた事でしょう。

 

 

そこで考えたのが、OSM(OpenStreetMap)の活用。

www.openstreetmap.org

ないなら、自分で作れば良い。

OpenStreetMapFacebookやMaps.meのデータとしても活用されている誰でもブラウザ上で編集が出来るオープンデータベースな電子地図。

やり方も簡単。始める前のチュートリアルも充実しており、使い方をすぐに覚えることが可能です。

 

情報をある程度蓄積させていけば「あれ?ここ何でこんなにデータ増えてるの?」ってなって、管理者さんが情報をアップロードしてくれるなんて事をうっすら期待して。

これで我が街ルンダジが盛り上がる事を祈って、毎日少しずつ更新していこうと思います。

 

↓自分が更新しているルンダジがこちらになります。 

https://www.openstreetmap.org/#map=17/-12.29540/33.17080

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